新興住宅地の4つのメリットとデメリット。同世代の付き合いはしんどい?

今回は、みなさんも一度は見聞きされたことがあるであろう新興住宅地のメリットとデメリットについての記事を書いていきます。

新興住宅地の噂として特に多いのが、同世代の住民との付き合いが大変だということ。

確かに新興住宅地では、ちょうど家を購入する年代の自分たちと同じ境遇の方が多く集まりやすいといえます。

同世代の住民との付き合いは、考え方によればメリットにもなりデメリットにもなります。

新興住宅地とは、都市近郊の場所などに新しく開発された住宅地のことをいいます。
大規模な新興住宅地は、ニュータウンとも呼ばれることがあります。

 

新興住宅地のメリット

新興住宅地といえば、同世代の住人が多くて暮らしやすい環境というイメージがあります。

実際はどうなのでしょうか。

新興住宅地のメリットは、他にどんなことがあるのか見ていきましょう。

 

同世代の住人が多く、仲良くなりやすい

新興住宅地は新しく開発された住宅地なので、昔からずっと住んでいる住人さんはいません。

そのため、昔からの決まりごとやしきたりもないので、近所付き合いがしやすくメリットとなりえます。

また、ちょうど自分たちと同じ家を買う世代(年齢が30代前後)の人たちが集まってくることが多いので、仲良くなりやすく地元住人でなくても暮らしやすい環境となりやすいです。

 

家を買う時期についての記事は、こちらをご参考ください。
家を買う時期(タイミング)は30歳代がおすすめ?
大半の方が、家を買うことは一生に一度の最も大きな買い物になります。

新築住宅を建てても目立たない(浮かない)

古い住宅ばかりが並ぶ住宅地に新築住宅を建てると、いい意味でも悪い意味でも目立ってしまいます。
立派な住宅を建ててあまりにも目立ちすぎると誰かに嫉妬される可能性だってあるかもしれません。
新興住宅地では、全てが新築住宅になるのでその点は安心して立派な住宅を建てることができるのでメリットといえます。

 

近隣が新築住宅の建築や工事を理解してくれる

ハウスメーカーの営業さんから聞いた話ですが、古い住宅ばかりの密集地では、新築住宅を建てるときにクレームが出ることがよくあるそうです。

建築中にトラックや自動車の停める場所や大工さんのマナーなどからクレームにつながりやすいようです。

このクレームに関しては、自分たちにはどうすることもできないし、自分たちが悪いわけではありません。
しかし、ハウスメーカーや建築業者は近隣との関わりは住宅を建てているときだけの数ヶ月だけですが、自分たちは一生暮らしていくところになります。建築中のクレームのときからずっと根にもたれていて、住んでからも仲良くしてくれないなんてこともあるかもしれません。
新興住宅地では、次々にまわりで新築住宅が建てられていきますし、近隣の住宅も建てられて間もないことが多いので、人にもよりますが建築中のことも理解されやすいといえます。

 

暮らしやすい環境

新興住宅地は、新しく開発された住宅地なので道路も綺麗に整備されています。

また新興住宅地は、山など未開拓の場所につくられやすいので、まわりに緑が多く、静かで暮らしやすいといったことが多いです。
また大規模な新興住宅地には、公園が徒歩圏内につくられていることがあり、子育て世代の人にとってはとても暮らしやすい環境になるので良い点だといえます。



新興住宅地のデメリット

近隣に同世代の住人が多い住宅地はメリットになりますが、場合によってはそれが苦痛にもなりえます。

 

同世代の住人が多いからこそ、近隣トラブルに巻き込まれることもある

自分たちと同世代の住人が多いことはメリットにもなりますが、反対にデメリットにもなる可能性があります。

古い住宅が並ぶ住宅地と比べ、子供付き合い、ママ友付き合いなどのつながりが新興住宅地では増えてきます。

そういったつながりからトラブルに発展することもあり、しんどいと感じることも出てきます。

世代が近いからこそ、入りたくもないグループに入ったり、仲間外れにされないように気を使ったりと、高齢者の多い住宅地では気にしなくていいことまで気にしないといけなくなる可能性が出てきます。

 

交通の便が悪い

新興住宅地は郊外につくられることも多いので都市部に比べ、交通の便が悪くなる可能性があります。

交通機関がバスしかなかったり、スーパーや学校までの距離が遠いなんてこともありえます。

 

まわりにどんな住宅が建てられるかわからない

土地が売られ始めて間もない新興住宅地は、まわりにまだ住宅が建てられていません。そのため、自分たちが建てた住宅のまわりにどんな住宅が建てられどんな人が住むのか全くわかりません。

日当たりが良いと思っていたのに、隣に新しく住宅が建てられ日が当たらなくなったということもあるようです。

他にもプライバシーの問題で、隣に住宅が建てられて向かい合わせの窓になってしまい視線が気になるなどといったことも起こりえます。

 

道路族が迷惑

新興住宅地には若い世代の家族が多いため、近所で子供たちがよく遊んでいます。

そのため、自分の家の前の道路や空き地などで溜まって騒がれたり、壁にボールを当てて遊んだりするなどの道路族が比較的多いです。ひどい道路族の場合には、騒音に悩まされたり通行の妨げになることもあります。

うかつに注意してしまうと、近所付き合いに影響が出る可能性があるので慎重に対応していかなければなりません。

 

まとめ

新興住宅地には、良い点と悪い点があります。

新築住宅に住む際に、最も気になることは近隣との付き合いです。新興住宅地ではとくに、同世代の住人との付き合いが多いことが予想されます。

しかし、新興住宅地も古い住宅が並ぶ住宅地もどんな住人がいるかは結局は実際に住んでみないとわからなかったりします。
運もありますよね(._.)私も住むところが、いいお隣さんだったらいいなとつくづく思います。

 

全国の治安の良い街の調べ方については、こちらの記事をご参考ください。

治安の良い街の調べ方!犯罪発生率と関係する?
住宅を購入する際に必ず気になるのが、その街の「住みやすさ」。

以上、新興住宅地のメリット、デメリットについてでした。