住宅を購入する際に必ず気になるのが、その街の「住みやすさ」。
誰しもが住みやすい街に住宅を購入したいと考えているはずです。しかし、「住みやすさ」の基準は人によって異なります。
「住みやすさ」の基準項目として代表的なものに、住環境、自然環境、教育環境、医療体制、福祉体制、交通の利便性、治安などがあげられます。
そのなかでも今回は、「治安」に焦点をあて、治安の良い街の調べ方についての記事を書いていきます。
みなさんも住宅を購入するときや賃貸マンションを探すときなどには、その街の治安が良いのか悪いのか一度は調べたことがあるかと思います。
治安の良い街の調べ方
全国の治安の良い街の調べ方は色々な方法があると思いますが、今回は私がよく行う3つの方法を書いていきます。
- 犯罪発生件数を調べる
- 犯罪発生率を調べる
- 犯罪発生場所を調べる
治安とは
治安とは、犯罪を取り締まることによって国や社会が穏やかで平和になり秩序が保たれることをいいます。
治安が良いか悪いかの明確な判断基準はありません。しかし、一般的に考えて犯罪発生件数が多いところは治安が悪いと考えていいと思います。
ですから、治安が良いか悪いかは犯罪発生件数や犯罪発生率を参考にしてある程度判断することができます。
またあわせて犯罪発生場所を調べることで、より詳細にどこの地域で治安が良いか悪いかを確認することができます。
犯罪発生件数を調べる
犯罪発生件数は、警視庁のホームページでH29年警察白書・統計資料のページから『都道府県別刑法犯の認知件数・検挙件数・検挙人員(H28年)』の統計資料が掲載されています。
こちらは都道府県別の刑法犯の認知件数、検挙件数、検挙人員に分けて掲載されています。
認知件数とは、認知された(警察などが把握している)犯罪の数です。
検挙件数とは、警察などが検挙した事件の数です。
検挙人員とは、警察などが検挙した事件の被疑者の数です。
市町村別の犯罪発生件数は、各都道府県ごとに警察署のホームページで掲載されているようです。(一部掲載されていないところもあります)
犯罪発生率を調べる
犯罪発生件数は、当然人口が多い都道府県や都市部では人口の少ない都道府県や都市部に比べて多くなります。
一方犯罪発生率は、犯罪発生件数を人口の数で割り、確率を出しています。ですから、犯罪発生件数が多い場所でも犯罪発生率が少なければ少ないほど、治安が良いと考えることができます。
下記はスマイティの『全国犯罪率ランキング』になります。
こちらは全国の市区町村別に犯罪率が比較されています。
トップ100の市区町村まで掲載されています。
犯罪発生場所を調べる
犯罪発生場所は、全国読売防犯協力会のホームページの『犯罪発生マップ』から調べることができます。
こちらは各都道府県の警察署のホームページにリンクされており、犯罪発生場所を調べることができます。
一部対応されていない都道府県もありますが、直接警察署のホームページにアクセスして調べることもできます。
まとめ
誰しもが安全・安心に暮らせる治安の良い街に家を買って住みたいと思っているはずです。しかし結局のところ、治安が良い街の明確な判断基準はありません。
ただ治安が良いか悪いかを判断するひとつの材料として、
- 犯罪発生件数を調べる
- 犯罪発生率を調べる
- 犯罪発生場所を調べる
という方法があります。
この3つの方法を、治安の良い街を調べるときにおこなってみるのも良いかと思います。
一戸建てとマンションの侵入窃盗の発生率については、こちらの記事をご参考ください。