土地を探していると、「ひな壇」という言葉を見聞きすることがたまにあります。
ひな壇の土地とは、一体どのような土地のことを言うのでしょう。また、その土地のメリットデメリットは何でしょうか。
ひな壇の土地のデメリットは、次のページに記載しております。
ひな壇の土地とは
ひな壇とは、階段状になった造成地のことです。雛人形をかざる台のような形状から、このようによばれます。
ひな壇とは、道路や隣の土地との間に、高低差がある形状の土地のことをいいます。
土地を探しているときによく見かけるひな壇の土地は、道路よりも地面が高くなっている土地が多い印象です。
ひな壇の土地には、重要なメリットとデメリットがあります。
ひな壇の土地の7つのメリット
ひな壇の土地の良い点を、7つ書いています。
土地の価格が安い
ひな壇の土地は、道路と土地がフラットな平地の土地に比べて、価格が安く設定されていることが多いようです。
プライバシーが守られやすい
ひな壇の土地は周りより地面が高い土地になるので、プライバシーが守られやすいといえます。
道路と土地がフラットな平地に建てる住宅では、道路を歩いている通行人から住宅の中を見られやすくなります。
運動量が増える
道路との高低差があるひな壇の土地では、外構工事業者に依頼して階段をつくる必要があります。
その階段を毎日行き来するだけでも、運動量が増えることになります。
堀り込み車庫(ボックスガレージ)をつくりやすい
ひな壇の土地では、道路との高低差があるので、地面を堀り込んで車庫をつくりやすくなります。
堀り込み車庫のメリット、デメリットについては、こちらの記事をご参考ください。
防犯面が良い
周りの土地や道路との高低差があるひな壇の土地では、「道路から住宅までの距離が遠い」「階段を上らないといけない」「在宅しているか外出しているかわかりにくい」などの理由から泥棒や不審者が侵入しにくい可能性があります。
しかしフラットな平地の土地よりプライバシーが守られているひな壇の土地では、侵入さえしてしまえばかえって死角にもなりやすいので注意も必要です。
日当たりや風通しが良い
土地がひな壇になっていれば、周りとの高低差ができるため、日当たりや風通しが良くなる可能性があります。
外観が格好良い
周りの土地よりも高い位置にあるひな壇の土地では、外構工事が多く必要ですが、外観が格好良く見えやすいです。
堀り込み車庫(ボックスガレージ)や擁壁(ようへき)があるだけで、格好良く見えたりします。
擁壁とは、
擁壁とは、宅地の土砂が崩壊するのを防ぐため、斜面(法面・法地・崖地)をブロックなどで補強した壁のことです。
ひな壇形状の造成地などでよく見かけられ、素材はコンクリート、ブロック、石を主に用います。
ひな壇の土地の場合、擁壁が必要になるケースが多いです。
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