角地の4つのメリットデメリット!建ペイ率の緩和

土地

マンションの角部屋は、人気があります。

両隣の部屋に挟まれて生活をしていると何かと気を使うので、角部屋だけを探しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住宅に関しても、両隣の住宅に挟まれて生活するのは嫌だと思っている方もいらっしゃると思います。そのようなときには、角地の土地を探すことがあります。

しかし角地の土地にも、メリットデメリットがあります。今回は、角地のメリットデメリットについてを書いていきます。

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角地とは

角地とは、交差する2つの道路に接する、角の区画の土地のこと。

出典元:住宅用語大事典|SUUMO

角地は2つの道路に接しているので、両隣の住宅に挟まれるということはありません。角地の土地は、比較的価格が高く設定されていることが多いです。

角地のメリット

角地の良いところを4つご紹介します!

隣人トラブルが減少する

角地の土地であれば、両隣の住宅に挟まれることはありません。ですから、角地の土地では両隣に気を使わなくてすみます。

両隣に住宅がない角地では、騒音トラブルや境界線トラブルなどの発生が少なくなります。

角なので日当たりや風通しが良い

角地の土地であれば、道路に接している面が多いので日光や風を遮る建物が少なくなります。そのため、日当たりや風通しは良い場合が多くなります。

ただ北西の角地だと、東側・南側に住宅が建つと日当たりが悪くなる可能性もあります。角地でとくに人気なのが東南角地です。

間取りの自由度が増える

角地の土地であれば、道路に接する面が増えるため注文住宅を建てる場合には間取りの自由度が増えます。玄関の位置やリビングの位置などを、角地だからこそできる間取りにすることができます。

建ペイ率が緩和される

建ペイ率は、角地または特定行政庁が指定する敷地内にある建物の場合、最高限度が10%緩和されます。

建ペイ率とは、敷地面積に対する建築面積の割合になります。ですから建ペイ率の最高限度が10%緩和されれば、建築面積をその分広くすることができます。

建ペイ率については、こちらの記事に詳しく書いていますのでよろしければご参考ください。

建ぺい率の計算式と緩和条件とは?
家を建てるための土地を探しているときに、気にしておくべきことがあります。 それは建ぺい率と容積率です。これらの割合によって、建てる家の大きさ(広さ)が制限されます。 建ぺい率と容積率は物件の情報欄にも掲載されています。 今回は建ぺい率につい...



角地のデメリット

角地の良くないところを4つご紹介します!

人気があるため土地価格が高い

角地の土地は人気があり、土地価格が高く設定されていることが多くなります。

とくに立地の良い東南角地などでは日当たりも良く、好まれるため土地価格は高くなってしまいます。

フェンスをつくる量が増えるため外構工事費用が高い

角地の土地に住宅を建てる場合、フェンスをつくる量が多くなるため外構工事費用が高くなってしまうことがあります。

また道路に接した面のフェンスでは道路側からの視線が気になってきます。

そのようなときに「目隠しのフェンスにしたい」とか「フェンスを高くしたい」というように考えていくと外構工事費用がどんどんと高くなっていってしまいます。

角の土地の形によっては敷地全体を活用しにくい

角地の土地は、土地の形が四角形ではないことがよくあります。

四角形ではない土地に住宅を建てると、間取りが制限されたり、使い勝手の悪い庭ができたり、住宅が変わった形になってしまうといったデメリットがでてきます。

遮るものが少ないので事故の被害にあいやすい

角地の土地に住宅を建てると、道路と接する面が多くなりますし、接している道路は曲がり角や交差点となっている可能性があります。

ですからフェンスに車がぶつかってきたりと、物損事故の被害にあいやすくなります。

まとめ

角地の土地は人気があり、非常に魅力的です。しかし、角地の土地にはメリットデメリットがあります。

角地の土地のメリットとしては、

  • 隣人トラブルが減少する
  • 日当たりや風通しが良い
  • 間取りの自由度が増える
  • 建ペイ率が緩和される

 

角地の土地のデメリットとしては、

  • 土地価格が高い
  • 外構工事費用が高い
  • 敷地全体を活用しにくい
  • 事故の被害にあいやすい

などがあげられます。

基本的に角地の土地は、上記のメリットがあることなどから人気がある土地となっています。

そのため、土地の価格は高く設定されていることが多く、また外構工事費用が高くなるといったデメリットがあります。

角地ではない土地に比べてメリットが多く魅力的には感じますが、その分土地自体の価格や外構工事の費用が高くなる可能性があります。

ですから住宅の建築費用と合わせて土地や外構工事にいくら使えるかを資金計画で考えたうえで、土地を探していきたいところです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。