注文住宅で部屋の間取りを決めていくなかで、照明器具の種類や設置場所を考えることも大切です。
照明器具の種類には、
シーリングライト
スポットライト
ペンダントライト
スタンドライト など
色々あります。
それぞれの照明器具に特徴や欠点がありますが、今回はダウンライトについてを書いていきます。
ダウンライトとは
まずダウンライトとは?
天井に埋め込んで設置する小型照明のことをいいます。
比較的小さな光源を使用し、真下を照らします。照光面積の狭い照明なので、廊下や玄関部分などに取り付けられることが多くなっています。リビングなどの広い空間では、主照明とするには暗く感じるため、間接照明と組み合わせて使用したり、ちょっした補助照明として用いたりします。
出典元:ダウンライト|LIFFUL HOME’S
ダウンライトは天井に埋め込み式の照明器具になります。他の照明器具と異なり、出っ張りがほとんどなくフラットな仕上がりとなります。
ダウンライトは他の照明器具のような一部屋に一つというパターンではなく、一部屋に数ヵ所設置することが多くなります。
調光や光色切り替えができるダウンライトやLED一体型(内蔵型)、LED交換型などあります。
ダウンライトの特徴
それでは、ダウンライトの良いところを6つご紹介します。
部屋がおしゃれになる
ダウンライトは、数ヵ所に並べて設置したり、数ヵ所に分けて設置することもできます。
そのため、照明器具をダウンライトにするだけで部屋がおしゃれになります。
そしてダウンライトは他の照明器具と合わせて設置しても、非常におしゃれになります。
部屋がすっきりする
他の照明器具では天井から吊るすタイプのものが多いのですが、ダウンライトは天井に埋め込み式であるため、天井はフラットで部屋がすっきりして見えます。
視界に照明器具が入らないことで、部屋が広くなったように感じます。
邪魔にならない
天井から吊るすタイプの照明器具であれば、設置する場所によっては背の高い人であれば頭をぶつけてしまうことがありますが、ダウンライトではそのようなことは全くありません。
また部屋の中で、子供たちが風船やボールなどで遊んだとしてもダウンライトであれば邪魔にならず安全です。
とくに、紐を引っ張ってスイッチをつけたり消したりするタイプの照明器具であればその紐でテレビが見えにくかったり、紐に絡まったりと、邪魔になることがよくあります。
ホコリが溜まらない
他の照明器具では、ホコリが照明器具の上にたくさん溜まってしまいます。
天井にある照明器具を掃除するのは結構手間になるので、ホコリが溜まらないのはダウンライトのメリットでもあります。
カバーの中に虫が入り込まない
シーリングライトなどでは、天井とカバーの間に隙間があるため、カバーの中に虫が侵入してしまっていることがあります。
ダウンライトであれば密閉されているので、虫が入り込む心配はいりません。
落下しない
天井に吊るして取り付けるタイプの照明器具は、地震などで建物が強く揺れたときに落下してこないか心配になります。
その点、ダウンライトでは天井に埋め込み式のため、落下してくることはありません。
ダウンライトの欠点
続いて、ダウンライトの良くないところを3つご紹介します。
費用が高い
ダウンライトは、一部屋に複数ヵ所設置することが多いため、他の照明器具に比べると費用が高くなってしまうことが多いです。
LED一体型(内蔵型)であれば、LED交換型に比べると費用が少し安くなります。
LED一体型と交換型の寿命ついては、下記の記事をご参考下さい。
交換が大変
照明器具は、電球の寿命がくると交換をしなければなりません。
ダウンライトのLED一体型であれば電気工事士さんに交換してもらう必要があります。ですから、自分たちで交換することができません。
LED交換型であれば、自分たちで電球を交換することができますがダウンライトは天井埋め込み式のため、結構高い脚立がないと難しく、交換するのが大変です。
設置場所に悩む
ダウンライトは一部屋に複数ヵ所設置するのが一般的ですが、設置場所によっては端のほうが暗かったり、真下のほうが眩しくなったりします。
また、せっかくたくさんのダウンライトを設置したのに、「結局端のほうに設置したダウンライトは使わない」などといったことにもなってしまいます。
おわりに
ダウンライトは、家をおしゃれに見せてくれる照明器具です。
シーリングライトなどに比べると費用が高くなり、交換に手間がかかるなどデメリットとなることもありますが、部屋をすっきりと広く見せてくれるだけでなくホコリが溜まりにくいため、メンテナンスがほぼ必要ないことなどメリットも多いです。