注文住宅では決断しなければならないことがたくさんあります。
何を決めるのにも、種類が多すぎてどれがいいのかわからなくなることも多々あります。
住宅設備もそのひとつです。住宅設備には、様々なメーカーの様々な商品があります。
インターネットの口コミサイトを見たり、実際にショールームなどに行って、それぞれの商品のメリットやデメリットを理解した上で検討していきたいものです。
ショールームについては、こちらの記事をご参考ください。

今回は住宅設備の中でも、我が家で採用しましたTOTOの魔法びん浴槽についてのメリットデメリットを書いていきたいと思います。
TOTOの魔法びん浴槽とは
魔法びん浴槽とは、断熱材と断熱ふろふたでお湯の温度をキープしてすぐに冷めないお風呂を実現できる浴槽です。
具体的には、4時間経過後もお湯の温度が2.5℃しか低下しないと言われています。
まさに魔法瓶の水筒のような浴槽です。
ちなみにTOTO(トートー)では魔法びん浴槽という名称ですが、LIXIL(リクシル)ではサーモバスS、Panasonic(パナソニック)では保温浴槽、Takara standard(タカラスタンダード)やCleanup(クリナップ)では高断熱浴槽という名称で同じような商品があります。
魔法びん浴槽は、TOTOの商標登録になっています。
TOTOの魔法びん浴槽の評判
魔法びん浴槽の評判は良く、「お湯が冷めにくい」、「光熱費が安くなる」、「追い焚きする時間が減った」などといった口コミをよく見聞きします。
ただ、なかには「期待したほどではなかった」という口コミを見かけることがあります。
実際はどうなのでしょう。
下記に、TOTOの魔法びん浴槽を実際に使って感じたメリットとデメリットを書いていきます。
TOTOの魔法びん浴槽のメリット
・ガス代を節約できる
・誰かがお風呂に入った後すぐに入らなくても良い(好きな時に入れる)
・優越感や安心感がある
魔法びん浴槽のメリットはお湯が冷めにくくなる効果があり、追い焚き機能をフル活用しなくて済むので、ガス代を節約することができます。
また通常の浴槽であれば、ガス代を節約するにはお風呂のお湯が冷めないうちに二人目、三人目と急いで入らなければなりませんが、魔法びん浴槽ではお湯が冷めにくいため急いで入る必要もありません。
実際に温度計を入れて調べてはいませんが、確かにお湯は冷めにくいのかなという感じはします。冷めにくいのですが、全く冷めないわけではないので冬の時期などは追い焚きは必須です。
条件にもよりますが、ガス代は年間で2000~3000円安くおさえることも可能です。
あとは大手企業が売り出している、お湯が冷めにくい魔法びん浴槽というだけで、実際にそうなんだろうといった優越感や安心感があったりもします。
TOTOの魔法びん浴槽のデメリット
・費用が高い
・比較できない
魔法びん浴槽のデメリットは、まず費用が高いことです。断熱材入りの浴槽になるため通常の浴槽に比べると費用は高くなります。
新築でハウスメーカーの標準装備内で選べるのであれば、費用は気にする必要はありませんがリフォームの際には重要なことです。
そして魔法びん浴槽を使用していて感じたことは、魔法びん浴槽の場合と通常の浴槽の場合の差がわかりにくいということです。
魔法びん浴槽を使用していて、なんとなく冷めにくいのかなという実感はありますが、通常の浴槽の場合と比較ができないので魔法びん浴槽の良さが正確にはわかりにくかったりします。
リフォームの場合は、古い浴槽から魔法びん浴槽に替えることになるので温度の変化がわかりやすいと思います。
おわりに
私はTOTOの魔法びん浴槽にして満足しています。
新築時に標準装備内でなければ費用が少し高くなりますが、断熱効果で後々の光熱費をおさえることが出来ます。
以上、『TOTOの魔法びん浴槽のメリットデメリット』でした。
TOTOサザナのラウンド浴槽についての記事は、こちらをご参考ください。

TOTOネオレストAH1、オクターブなどについては、こちらの記事をご参考ください。

TOTOシンラについてはこちら。
