三階建てと二階建てではどっちが良いの?

家を建てるときに三階建てか二階建てにするかで悩むことがあります。土地の広さによって三階建てか二階建てにするかはある程度決まってしまいますが、みなさんはどちらがお好みでしょうか。

私は絶対に二階建てが良いという考えでしたが、今回は三階建てと二階建てを様々な面で比較して、三階建てのメリットデメリットを考えていきたいと思います。

スポンサーリンク

三階建てと二階建てのどちらが良い?

・建築坪単価

・暮らしやすさ

・耐震性

・防犯面

の4つの項目で三階建てと二階建ての比較をして、三階建ての良いところと悪いところをあげていきます。

建築坪単価の比較

・二階建て住宅のほうが建築坪単価は安い

家を建てるにはその下の地盤がしっかりしていなければなりません。当然、上の建物が重いほど下の地盤の丈夫さが重要となってきます。

重量は二階建てより三階建てのほうが圧倒的に多いので、地盤改良や杭の数を増やす可能性が高くなります。

また地盤だけでなく下の階の耐久性も補強しなければならないので耐力のある壁や間仕切り壁が多く必要になります。そのため三階建てのほうが建築坪単価が高くなる場合が多いです。

固定資産税についても三階建てのほうが高くなりやすいです。しかし狭い土地に三階建てを建てる場合には、広い土地に比べて土地の金額が安くなりますので総合的な金額面をみると安くなることもあります。

暮らしやすさの比較

・二階建て住宅のほうが暮らしやすい

三階建てでは、部屋が各階に分散されてしまうので移動が手間になることがあります。階段の上り下りは、年齢が若いときには苦にはなりませんが老後になったときに苦痛になる可能性があります。

ただ考え方によっては家の中で毎日階段を上り下りすることで、いい運動になるので健康的にはいいかもしれません。

あとは、三階を主寝室にして二階に子供部屋を配置するなど各階の個別性を出しやすいのは三階建ての良さでもあります。しかし長く家に住むことを考えると、総合的な暮らしやすさではやはり二階建てが勝っていると思います。

耐震性の比較

・耐震性では二階建て住宅と三階建て住宅は五分五分

一般的に建物が高くなるほど安定性が低くなるので、二階建てのほうが耐震性があるように思います。しかし三階建ての場合は構造計算をすることが義務づけられているので、二階建てよりも安心だったりします。

構造計算は、建物の構造が重量や地震や風、積雪などに対して安全であるかを壁の材質や量・地盤や基礎の強さなどを細かく計算して確認することです。

他の災害では、もしも家で火災が起こったときにまだ逃げやすいのは二階建てという気もしますが、水害対策という意味では三階建てのほうが安全な気もします。

防犯面の比較

・三階建て住宅のほうが防犯面は良い

バルコニーが三階にあることで、バルコニーから侵入される可能性は二階建てに比べて低くなります。しかし三階建ての家で二階以上にLDKを配置する場合、一階や外の様子がわかりにくいといったこともありますので注意が必要です。

三階建てのメリットデメリット

三階建て住宅のメリットとデメリットを下記にまとめました。

三階建てのメリット

・狭い土地でも建てられる
・都心部などの土地価格が高いところでも建てられる
・日当たりが良い
・風通しが良い
・眺めが良い
・水害などの災害時に上階に避難できる
・各階ごとに分けやすい(二世帯など)

三階建てのデメリット

・生活動線が長くなる
・老後が大変
・建築坪単価が高い
・高さ制限などで建てる場所が限られる
・部屋ごとの温度差が大きくなる

まとめ

建築坪単価や老後の暮らしやすさ・生活動線などを考えると二階建てのほうが利点となる気がしますが、都心部では二階建てを建てられるような広い土地は金額が高く、二世帯など多くの部屋が必要な場合には三階建てで考えるほうが利点となります。

耐震性が悪いというのが三階建ての欠点だと思いがちですが、二階建てよりもしっかりと構造計算をしてくれるのでそこまで気にしなくても良さそうです。

防犯面では三階建てのほうが多少は良くなる気もしますが、窓や間取り・周囲の環境にも大きく左右されますので二階建てか三階建てのどちらが防犯面が良いかを考えるのは難しいかもしれません。

他に三階建ては周囲の環境や窓の位置にもよりますが、日当たり・風通し・眺めが良いという利点がありますが、一階と三階の部屋の温度差が大きくなるという欠点があります。

平屋住宅のメリットとデメリットとは?

平屋が人気の理由!デメリットはあるの!?
注文住宅を購入する場合、土地の広さにもよりますが住宅を二階建てにするか三階建てにするか、平屋にするかを決めることができます。