リビング階段に扉をつけた場合のメリットとデメリット

間取り

注文住宅で間取りを考える際に、階段の位置をどこにしようかと悩まれた方も多いと思います。

我が家でも悩みました。

・玄関ホールに階段をつくるか

・リビングに階段をつくるか

階段をどこの位置にするかで家の間取りや雰囲気が大きく変わります。

そしてリビングに階段をつくる場合、その階段前に扉をつくるという方法もあります。しかしリビング階段に扉をつけた場合にも、メリットとデメリットがでてきます。

 

玄関ホールに階段をつくる場合のメリット・デメリットについては、こちらの記事をご参考ください。

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リビング階段に扉をつける場所

リビング階段に扉をつける場所には、いくつかあります。

一階リビング階段前
二階階段上
踊り場

 

一階リビング階段前

リビング階段に扉をつける場合、基本的には一階リビング階段前に引き戸をつけるという方法が多いです。

個人的には、この方法が最も生活しやすいと思います。

二階階段上

二階階段上に扉をつける方法もありますが、リビングの冷気や暖気、においなどが階段まで流れてしまいます。

また、二階から扉を開けてすぐ階段となると慣れるまでは転落しないように注意が必要です。

踊り場

階段の踊り場に扉をつける方法もありますが、個人的にはあまりおすすめしません。

階段の上り下りの途中で扉の開閉をしなくてはいけないので、面倒くさくなりそうです。

 

リビング階段に扉をつけた場合のメリット

私が感じた、リビング階段に扉をつけた場合のメリットは3つです。

 

エアコン効率が良くなる

リビング階段のデメリットとして、よくあるのがリビングが寒くなるところです。また、階段から二階に冷気や暖気が逃げてしまいエアコン効率が悪くなるということです。

エアコン効率が悪くなれば、設定温度を下げたり風量をあげたりするので電気代が高くなる可能性もあります。

その点、リビング階段に扉をつければエアコンの効率が良くなり快適な生活を過ごせるだけでなく電気代の節約にも繋がります。

 

煙や臭いをシャットアウトできる

焼き肉や焼き魚など料理によっては、すごく煙や臭いが出る場合があります。

階段がリビングにあれば、その煙や臭いが多少二階に流れてしまいます。

そういった時にリビング階段に扉があれば、煙や臭いをシャットアウトできます。

 

上下階への防音効果

リビング階段であれば、上下階の音が比較的に聞こえやすいです。

例えば二階の部屋でいるときに、一階で誰かがお皿洗いなどしていると、「ガチャン、ガチャン」と結構聞こえてくることがあります。

そういった時にリビング階段に扉があれば、上下階への音漏れを小さくすることができます。



リビング階段に扉をつけた場合のデメリット

私が感じた、リビング階段に扉をつけた場合のデメリットは3つです。

 

扉の費用がかかる

リビング階段に扉をつけた場合、当然ながら扉の費用がかかります。

少しでも費用をおさえたい時には、この扉の費用が余計に感じてしまうかもしれません。

 

手間が増える

階段に扉があることで、上下階に行く時に開ける閉めるといった動作の手間が増えてしまいます。

この動作の手間に関しては、急いでいる時には特に手間に感じてしまいがちですが、普段ではそこまで気になりません。

 

人の気配を感じにくい

リビング階段に扉をつければ、扉前の階段やリビングに人が居ても気付かないことがあります。

そのため可能性としては低いのですが、急いで扉を開けて家族と接触して転倒するなんてこともあるかもしれません。

 

まとめ

リビング階段のデメリットは、たくさんあります。しかし、寒さや匂い・防音対策などには、階段前に扉をつけることである程度は改善できます。ただリビング階段に扉をつけたことで、また異なるデメリットがいくつかでてきてしまいます。

しかし、リビング階段に扉をつけるほうが快適な生活を過ごしやすくなります。

ですから、リビングに階段を考えている場合には扉をつけることをおすすめします。

 

階段の種類については、こちらの記事をご参考ください。

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